零戦21型を作る



先日友人の間で、あたしの模型生活15周年を記念して制作するキットを何にしようというアンケートをとったのですが、
結果零戦キットの決定版ともいえる、1/32スケール・タミヤ零戦21型を作ることとなりました。

零式艦上戦闘機(零戦)は、太平洋戦争時の日本海軍の戦闘機です。機体の詳しい説明は他のサイトに譲りますが、
登場時は全世界の戦闘機を圧倒する性能を持っていました。

このキットは零戦の初期量産型である21型を1/32スケールでキット化したものです。
製作状況をぼちぼちUPしていきたいと思います。


結構高かったですww 零戦の色は一般的に、上面が深緑色・下面が白っぽいグレーと思われていますが、大戦初期は全体が箱絵のような暖色の強いグレーでした。 大戦中期から、南方戦線での迷彩効果を狙って深緑色が塗られるようになりました。 映画『パールハーバー』では、真珠湾攻撃時に緑色の零戦が登場しますが、あれは監督が零戦のイメージを優先させた結果だそうです。
箱を開けてパーツを取り出してみました。
これだけのパーツがぎっしり詰まっていました。1/72になれたあたしは正直面食らいました。 果たして完成させることはできるのかっ!? PS樹脂(いわゆるプラスチック)だけではなく、ゴムや金属などさまざまなパーツが使われています。 普通は別売のエッチングパーツが付属するのも嬉しいです。 写真中の青いチューブはグリスですが、どこかで見たと思ったらミニ四駆に付属してたものと多分同じですねw
まずは製作に取り掛かる前に説明書を熟読します。 製作順序を間違えると取り返しのつかないことになりかねないので、よく読んで製作の流れを頭に入れておきます。 今回は忘れない様に流れを紙に書いてまとめておきました。 また参考として、実際の機体についての資料や、製作のテクニックなどが書かれた本を用意しておくと重宝します。 今回はあたしの大学の図書館にあった零戦の図面集と、月間モデルグラフィックス誌No.261を用意しました。 つづいてパーツを洗浄します。 プラモデルは、型(主に金属製)に溶かしたプラスチックを高圧で流し込んで作るのですが、 製品と型をはがれやすくするために、事前に型に離型剤が塗られているようです。 これが製品に残っていると、接着時や塗装時にくっつかなかったり塗料がはがれてきたりなど、色々悪さをします。 国産キットでは残っていることはあまりないのですが、念のため台所用の中性洗剤で洗っておきます。 どうやら国外のキットを作る際は必須の作業みたいです。 このキットでは、一部使用しないパーツが入っています。製作時に間違うといけないので、先に説明書を読みながら除外しておきます。
左:パーツ洗浄の図。普通は流しで洗いますが、今回はうちの狭い流しには入らなかったので、お風呂場で洗いましたwww 右:不要パーツを取っている図。不要パーツは残しておくと別なキットの改造に使えたりして便利です。
このキットは、1つのキットというよりは、 エンジンのキット・コクピットのキット・翼のキット・・・ といったように、それぞれの部分で分けて組み立てることができるようになっています。 それぞれの部位で使うパーツをあらかじめ分けておくことで、作業を効率よく進めることができます。 今回は写真のようにタッパーに部品を入れておきました。厚紙で仕切りを作り、コクピット・エンジン・足回りなどと分けています。 どの部品か分かるように、ランナー(パーツのついている枝)を残しておきます。
今回はこの辺で。 次回はコクピット編の予定です。 次へ