零戦21型を作る その4



今回は胴体・動翼編です。
エンジンやコクピットに比べれば地味な部分ではありますが、全体に施されたリベットなどの繊細な彫刻は目を見張るものがあります。




まず組み立てる前に内部を塗ります。 零戦の機体内部にはさび止めの塗料が塗られていました。 塗料の色はクリアブルーだったようですが、ジュラルミンの機体に塗ると、 光の加減で色味が変化するのでこれといって決まった色はないようです。一般には青竹色と呼ばれています。 ちなみに、ジュラルミンがさびるのかよという声が上がりそうですが、さびます。
左:塗装する前に、余計なところに色がつかぬよう表面をテープでマスキングします。 右:青竹色を塗る前に銀色をぬります。これは、パーツが薄い色をしているので、完成後の光の透けを防止するためです。
左:銀の上から青竹色を塗ります。 右:青竹色が乾燥後、マスキングしてコクピット色を塗ります。 乾燥したらウォッシングを施します。
このキットでは、胴体内部への尾輪の引き込みがばねを利用することにより再現されています。
左:尾輪を引き込むための部品。グリスはミニ四駆に付属したものと同じですねwww 右:組み立てるとこうなります。稼動部にはグリスを仕込みます。 胴体内部につけるパーツ。 左から、先ほどの引き込みパーツ、酸素ボンベ、オイルタンク(油圧用)、尾輪取り付け部、尾翼取り付け用ポリキャップです。
続いて胴体を張り合わせます。
左:張り合わせる前に、接着部の塗料を紙やすりではがしておきます。同時に隙間ができぬようすり合わせを行います。 右:接着にはタミヤの流し込み接着剤を使用します。毛細管現象を利用し、隙間に流し込むようにして使います。 この後紙やすりで継ぎ目を慣らしていきますが、コクピット後方に隙間ができてしまったので、パテで修正します。
左:余計なところにつかぬよう、マスキングテープで覆います。 右:タミヤの光硬化パテを使用します。紫外線硬化樹脂により、直射日光や蛍光灯の光によって1〜2分程度で硬化します。
左:パテ硬化後、紙やすりで整えます。 右:マスキングしてコクピット後部をコクピット色で塗装します。
ということで、胴体の完成です。
今回は地味ですねwwww つぶさに見れば、繊細な彫刻などが施してあって結構すごいのですが、それは完成したときにでもw
つづいて動翼の作成です。 左右水平尾翼です。 この写真ではわかりづらいですが、昇降舵(エレベーター)には金属パーツが仕込まれ、可動します。
垂直尾翼です。これも金属パーツとシャフトにより方向舵(ラダー)が可動します。 補助翼(エルロン)です。 これも金属p(ry 写真を撮り忘れましたが、フラップも作成します。 ということで動翼の完成です。
今回は前回にくらべてあまり見所がなかったですねwww 次回は主翼の予定です。がんばります。 前へ 次へ