零戦21型を作る その6



さて最終局面です。
前回から間がだいぶ開いてしまって申し訳ありません。



前回は全体に基本塗装を施しました。 今回は細部の塗装と仕上げです。 まずはデカールを貼ります。 デカールとは、糊のついた台紙に付いた薄いフィルムのようなもので、水を使って貼り付けることによりマーキングなどを再現します。
左:まずは説明書とデカールを付き合わせ、使用するものを選びます。 右:デカールを綺麗に貼り付けるための秘密道具、GSIクレオスのマークソフターとマークセッターです。デカールをより密着させやすくします。
左:貼りたいデカールを切り出し、水につけます。水には木工用ボンドを溶いてあります。これをやるだけでだいぶ剥がれにくくなります。 右:貼りたいところにあらかじめマークセッターを塗っておきます。塗りすぎに注意します。
左:マークセッターを塗った上からデカールを張り、しばらく放っておきます。 するとデカールが柔らかくなってくるので、綿棒で水分を押し出すようにして転がしながら押し付けます。 右:綺麗に貼れました。 デカール貼りを終えた段階。この時点で2、3日乾燥させます。 その後、半つやクリアーを全面に塗ります。
つづいて「ウォッシング」を行います。 ウォッシングとは、全体を薄めた塗料で「洗う」ようにすることで、使い込んだ雰囲気を出すことです。
左:シンナーでひたひたに薄めたタミヤエナメル塗料を筆で塗っていきます。 使用している色はレッドブラウンやらフラットブラックやらミディアムグレーやらを適当に混ぜたものです。 右:先ほどの塗料が生乾きになったころに、シンナーを含ませたティッシュでふき取ります。 ふき取る際には、期待が飛行しているときに空気の流れる向きにあわせて、ムラを残しながらふき取ることにより、より実感がでます。 続いて細部の部品を組み立て、取り付けます。
ピンボケ気味ですがご容赦をww 主脚は写真のようにスプリングが仕込まれており、実物同様ダンパー部が可動します。 なお度々登場している『こうさくマット』ですが、これは小学校からの相棒ですwwww 主脚はネジで取り付けます。 わかりにくいですがこれは照準機です。筆で塗った後コクピット内に取り付けます。
左:翼端灯などのクリアーパーツも接着します。瞬間接着剤などを使うと曇ってしまうので、GPクリヤーを使用しました。 右:翼上の航法灯、マスバランスなども取り付けます。
アンテナとアンテナ線を取り付けます。実際の機体では無線機の性能があまりよくなく、取り外されていたこともあったようです。 エンジンを取り付けます。隙間ができてしまうようなので、調整しながら取り付けます。
ということで、以上ですべての作業が完了です!!!! 完成品は こちら へ!!!!!!
前へ